ELシートは、ハサミやカッターナイフで簡単にカットが出来ます。
ただし、配線加工を施す部分となる電極を残す必要がありますので、カットする場合には注意が必要です。
※カットして光らせることが出来るのは、カット出来るELシートとなります。
ELシートは電極部分が無いと発光させるための配線が出来ません。イメージの×印部分は電極が無いため発光させることが出来ませんので、使用するELシート端に電極が有るか必ず確認してください。
ELシート表面の端に黒ラインが有る部分が電極となっており、その背面には太い2本のラインが有ります。
※裏側全体の格子状の細いラインは電極ではありません。
ELシートのカット(配線も含む)についての参考動画です。
※画質は1080pHDに設定してご覧ください。
ELシートをカットして発光させる場合は電極部分を考慮したデザインが必要です。ELシート背面の背面電極部分は必ず残す必要があります。
※なお、カットする際に残す必要がある電極の黒色(表面電極)部分は光りませんが、背面電極の表側は発光します。背面電極部分の発光デザインについては後述しています。
ELシートはインバーターから電気を受けて発光しますが、発光面積に対して電極配線接続部分が短かったり、電気の通り道が狭いと発光しない場合があります。インバーターからの電流がスムーズにEL全体に流れるようにELシートをカット(デザイン)して下さい。
イメージ図×印のように、発光面積に対して電極配線部分が極端に短いとELシートのサイズにより発光しない場合があります。長い電極部分になるようにカットと配線を行うか、発光の形に合わせて光りを通さない不透明フィルム等でマスキングをして光らせます。
電極配線部分を長く取っても途中の電流の通り道が極端に狭いと、ELシートの発光面積が広い場合はスムーズに電流が発光面全体に行き渡らなくなって発光しない場合があります。電極の通り道が広くなるようにカットを行い、光りを通さない不透明フィルム等でマスキングして発光の形になるようにします。
発光サイズにもよりますが、細長い形で発光させる場合は両端に電極を取れるようにして、間を配線でつなぐことで発光が出来る場合があります。また、ELシートを複数組み合わせて色違いや大きなサイズの光りを作ることが可能な場合もあります。この方法については、お問い合わせください。
宙に浮いた部分を発光させることは出来ません。全ての発光部分を繋げる必要がありますので、電極接地面や離れたデザインについては注意が必要です。必ず残す必要がある背面電極ライン部分は発光しますので、その部分のデザインも考慮する必要があります。
前述しましたが、小さな発光サイズの場合でも出来るだけ電極との接地面は広くします。例えば、名刺サイズのELシートをカットして光らせる場合、電極との接地面は最低でも3mm以上必要です。
光らせる部分をELシートから切り離すことは出来ませんので、宙に浮くデザインは繋げる必要があります。その場合、接地面は出来るだけ広くします。繋げた部分も光りますので、光らせたくない場合はイメージ図右端のように、後でマスキングします。
カットする際に残す必要がある背面電極部分の表面は黒色では無く、発光する部分となります。そのため、光らせるデザインが背面電極部分にかかる場合や、電極部分との接地面積を広く取るためにデザインが掛かってしまう場合は、不透明シールを光るデザインに合うようにカットして電極部分をマスキングします。
カットした形で発光させることが出来るELシートをご指定のサイズにカットして、配線加工とラミネート加工も承ります。1枚より、御見積もりいたします。
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